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接着剤とは?

概要

接着剤は、印刷物の製本や包装などで使用される重要な資材です。異なる素材を強固に結びつけ、製品の一体化を実現します。

一般的な素材や仕様

接着剤の主な素材は、合成樹脂や天然ゴム、ポリウレタンなどです。使用形態は、液体、ペースト、フィルム状などがあり、用途に応じて選択されます。

詳しい用途

接着剤は、印刷業界において多岐にわたる用途で使用されます。例えば、製本作業では、紙を一冊の本としてまとめるために接着剤が使われます。この際、ページをしっかりと固定し、長期間にわたって耐久性を保つためには、高品質な接着剤が不可欠です。一般的に、熱感圧接着剤や水性接着剤が使用され、製本機により均一に塗布されます。

また、接着剤は包装業界でも重要な役割を果たします。商品を保護し、配送中に破損しないようにするため、段ボール箱やパッケージの組み立てに使用されます。特に、強度が求められる場面では、速乾性の接着剤やホットメルト接着剤が使用されます。これらは短時間で固まり、高い接着力を発揮します。

さらに、ラベルやシールの貼り付けにも接着剤が欠かせません。商品情報やブランドロゴを表示するためのラベルは、接着剤によって確実に固定されます。この場合、透明で目立たない接着剤が好まれ、特殊な印刷用接着剤が使用されます。

環境に配慮した接着剤も増えてきており、再生可能な素材や低VOC(揮発性有機化合物)を使用した製品が注目されています。これにより、製品の安全性や環境への影響を考慮した選択が可能となっています。

接着剤の適切な選定と使用は、印刷物の品質と耐久性に直結します。用途に応じた接着剤を選び、正しい方法で使用することで、製品の完成度を高め、長期的な信頼性を確保することができます。



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